農地をどうしよう

不動産の話

水曜どうでしょうではありません。農地をどうしようというお話です。

松前町、農地多いですよね。はだか麦の生産量は日本一。獲れた麦は味噌の原料になっているそうです。そういえば私は神戸で育ちましたが、ほとんど米味噌で、母は麦味噌の入手に苦労していましたね。

味噌の話ではなく農地の話です。

農地で困っていませんか?私は困っています。相続で農地を取得したのですが、私は見ての通りの不動産屋で農家ではないので正直扱いに困っています。

私と同様にご先祖は農家だけど自分は非農家、相続で取得した農地をどうしよう?こういう人は少なくないと思います。

要らないから売ってしまおう。ちょっと待って下さい、簡単には売れません。農地の売買には厳しい制限が課せられており、そうそう好き勝手できないようになっています。

まずその農地、都市計画図を見て、市街化区域内か確認しましょう。

都市計画図の確認について

市街化区域内だったあなた、超ラッキーです。松前町の農業委員会に届け出るだけで農地から宅地に転用できます。宅地ならば接道義務や用途地域の要件を満足すれば建物を建てられるし売却することもできます。

市街化区域外(市街化調整区域、未線引き区域)だったあなた、農地を宅地に転用して売るのは非常に困難です。転用できても建物が建てられるかは別問題。市街化調整区域は原則建物の建築は許可されません。

じゃあ農地のまま売ってしまおう。農地は農地法の制限により農家にしか売れません。

農地法第3条の許可申請について

農家の定義ってめっちゃ厳しいです。お隣さんが家庭菜園やりたいって言ってたから売ってあげましょうよって言われても、はい、無理です。

農地を探している農家、あるいは就農希望者を探してきて売るのがどれほど困難かは、昨今の農業人口の減少からもお察しのとおりです。

自分の土地なんだから自分の家なら建てられるんじゃないか? はい。農家が自分の農地に家を建てることはできます。でも住まなくなったとき売れません。農地の場合、行政は住む人まで指定して建築に関する許可を出すからです。引っ越しもおちおちできなくなるので、一生この家に住み続けるんだという覚悟が必要です。

とにかく市街化調整区域の農地はがんじがらめです。農地として利用する以外の方法がないというのが実情で、職業農家の人以外はほったらかしというのが実情ではないでしょうか。でも管理義務があるので完全放置は駄目ですよ。雑草の種は飛ぶしあぜ道や水路の管理も必要です。水利の利用料も支払う必要があります。

じゃあお前はどうしてるんだといいますと、昔からのつながりで人に貸してます。でも今耕作されている人も高齢でいずれは返却されるでしょうから、どうするか考える必要があります。

こういうマッチングサービスもあるので利用するのもいいかもしれません。

えひめ農林漁業振興機構

なんにせよ、早目の対処が必要です。可能なら相続前に資産の洗い出しをして、家族で不動産の扱いをどうするのか話し合っておくのがベストです。わからない事は不動産屋に相談してみてください。可能性は低いですが、何か方法があるかもしれません。

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