不動産は資産なのか?

不動産は資産だから売らずに持っていればいい。空き家や空き地をお持ちの方でそういった考えのあなたは、この記事を読んでちょっと考え直してみてください。

昔と今の不動産の価値

かつてバブルの頃は、不動産は投資の対象として大量に売り買いされました。買って持っておくだけで、資産価値はうなぎのぼりに上がっていき、含み益がどんどん積み上がっていく、そんな時代もありましたが、バブル崩壊とともに終わりを告げ、不動産の価値は急落しました。

こちらのウェブサイトをごらんください。

土地価格相場がわかる土地代データ

画面を下にスクロールしていくと、愛媛県の地価推移というグラフが出てきます。1992年で地価はピークに達し、そこから下げ続けて直近の5年ではほぼ横ばいから微減状態です。

この意味するところは、あなたの持っている不動産の資産価値は、毎年少しずつ減っているということです。今年100万円で売れる土地が、来年は99万円でないと売れないといえばわかりやすいでしょうか。

今後の不動産はどうなる

ではこの先地価が上がる見込みはあるのでしょうか?

高齢者が亡くなり、少子化が進行して日本の人口が減っていく中で、長期的な不動産需要は確実に減少するでしょう。都市中心部の商業地以外は地価が上昇する見込みはないと思います。

自分の不動産をどうするべきか

ということは、不動産を持ち続ける限り少しずつ資産が減っていくことになります。これを防ぐにはどうすればよいかですが。

・不動産を賃貸して賃料収入で資産価値の減少を埋め合わせる

・売却する

といった方法が考えられます。

※居住するための不動産は生活必需品と捉えて対象としていません。

賃貸に出す

賃貸に出して賃料収入を得るという方法は、不動産を手放す必要もないし一見良い方法に見えますが、入居者がつく保証はありませんし、貸せる状態にするために手を入れる必要があれば支出も必要です。投資というよりも不動産賃貸事業を新たに始めるという覚悟が必要です。個人的には面倒事も多く大変なのでおすすめしません。

売却する

売却してしまえばひとまず資産減少はなくなるので、売却後に現金をどう運用するか考えればよいのですが、モノによっては売却価格から諸費用を引くと、ほとんど現金が残らないなどということもありえます(空き家の場合、これが結構あります)。そういった場合は思い切って売る、投資で言うところの「損切り」という決断をしなければなりません。

価値がどんどん減っている不動産は、諸費用が売却価格を上回った時点で「資産」から「負債」へと変身します。そうなる前に、負債を後世に残さないために、あなたの決断が必要です。

空き家に関する個人的な考え

いま仕事で松山市近辺の空き家を調べて回っていますが、かなりの数の空き家を見かけます(愛媛県の空き家率は2018年の時点で全国5位)。

空き家の周りって空気が違うんですよね。寒々としているというか、人がいるはずのところに誰もいない違和感を感じます。そんな空き家が増えてしまうと、街の雰囲気も活気を失って人口減少に拍車がかかるのではないかと、おせっかいですが心配になります。

なので個人的には、住まない空き家をお持ちなのであれば、欲しい人に売却して入居してもらい、街の活気を維持することに協力をお願いしたいと思うところです。

売却で得た現金は、手数料の安い証券会社でETFでも買って放っておけば、10年後くらいにはそれなりの利益になってるんじゃないかなと。(←投資は自己責任で)

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