初めてのことですが、依頼をお断りしました。
農地の売却
先日かかってきたシラ電で、農地の売却をしたいというご相談がありました。売りたい農地の場所と農地の種類を確認したところ、青地で周囲はほとんど住宅のないところでした。
農地として売却するしかないが、いま農地を買ってくれる農家はまずいないし、農地転用も非常に困難なので、弊社では引き受けられませんとお断りしました。
そのまま終話しましたが、今にして思えば、農地を放っておくと雑草が生えて、その種が近所の農地に飛んでいって迷惑をかけるので、耕作しないなら防草シートをかけておいたほうがいいですよとアドバイスしておけばよかったと後悔しています。
農地について農家はどう考えているのか
知り合いの専業農家の人に、農地の売り物件が出たら買って規模拡大とか考えたことあるかと尋ねたところ、
「要らん。激安で貸してくれる地主なぞいくらでもいる」
というシンプルな返答でした。
就農人口が減っていく中、遊休農地をどうするのか、不動産屋レベルで解決できる問題ではありません。大幅な農業政策の転換が必要になるでしょう。
松前町は土地の41%が農地です。眠らせておくのはあまりにも勿体ない話だと思います。
電話対応のまずさ
他にもかかってきたシラ電がありました。高齢の男性のようで風切り音が入って聞き取りづらく、内容を理解するのに何度か聞き返したのですが
「レインズの掲載物件の取引実績はあるか」
というご質問でした。同業者か?と思ったのですが、名乗らなかったので多分違うだろう、でも素人さんがレインズって言うか?と困惑しつつも、まだない旨をお伝えすると、そうですかと終話されました。
いきなりな質問だったので面食らって何も言えなかったのですが、今にして思えば「実績はありませんが取り扱いは可能ですが、何かご希望の物件がありますか?」くらいの切り返しをすべきだったと反省しました。