維持管理を怠った空き家はどうなる?

空き家といえども所有者の責任で維持管理は必須です。管理を怠った空き家ではどんなことが起きるでしょうか。

建物の劣化

住まない家は人の出入りがないので空気が動きません、すなわち換気ができません。そうすると場所によっては湿気が溜まり、カビや腐食の原因になります。

防犯のために雨戸を閉め切っていたりすると、日当たりが悪くなるのでこれもカビや雑菌の繁殖する原因になります。

長期間動かしていない設備類をいきなり動かすと故障の原因になりますし、水道管の水が蒸発すると、配管が錆びたり臭いが上がってきます。

破損による被害

劣化した屋根や壁が飛散することで、隣家や通行人に被害が及ぶことがあります。

草木の繁殖

夏に鳴ると草木が繁殖し、隣地に越境したり昆虫を呼ぶことになるので近所迷惑になります。蜂の巣が出来ると非常に面倒です。

不法投棄

見るからに放置された空き家だとわかる住宅は、いろいろなゴミを不法投棄されることがあります。犯人がわかれば処分させることも出来るでしょうが、そのままでは処分の責任は住宅の所有者にかかってくるでしょう。

野生動物やホームレスが住み着く

野生動物の巣が出来たら、ご近所にも迷惑がかかります。このへんでは見かけませんが、無人とわかるとホームレスに住み着かれたりすることもあるようです。もしそのまま亡くなられたら…

放火

ご近所にかける迷惑度合といい、後始末の面倒さといい最悪です。最後は更地になるので固定資産税もアップします。

行政の介入

長年放置して廃墟化した空き家は、所有者だけでなく地域住民にとっても迷惑な存在になってきます。この段階になると行政が介入してきます。

  1. 老朽化が進んでも危険な状態のまま放置
  2. 行政が特定空き家に認定
  3. 修繕命令(修繕命令を無視すると過料)
  4. 固定資産税が更地並み課税(6倍)
  5. 行政代執行で強制的に解体され、自治体から解体費用を請求される

まとめ

空き家は最終的に所有者だけの問題でなく、地域にとっても重大な問題になってきます。

私が空き家の売却で現地調査をしているときも、近隣の住民の皆さんに「ここ売るんですか?」と聞かれることが多かったです。話を聞いてみると、やはり環境面や雰囲気の問題でずいぶんご迷惑をおかけしている様子でした。

空き家を所有し続けるなら定期的な維持管理が必須です。不動産屋が有料で管理してくれる場合もありますので問い合わせてみてください。それが出来ないのであれば、賃貸に出すか売却するのが最善です。

タイトルとURLをコピーしました