子どもたちが帰ってきて住むので

「今は空き家だけど、いずれ子どもたちが帰ってきたときのために維持している」

空き家を持っている代表的な理由の一つです。

それ本当ですか?

こういった話を聞くと、私は「それ、本当に帰ってくるんですか?直接本人に訊きましたか?」と思ってしまいます。本当にお子さんがそう仰ってるんならいいんです。私のおせっかいは必要ありません。

しかしそうでない場合、冷静な目で現実を見たとき、お子さんは老後に実家へ帰ってきてくれるんでしょうか?

学校を卒業して、都会で就職、結婚、子供、多分家も買ってるでしょう、生活インフラから人間関係まで、都会に生活の基盤が完全に出来上がった状態で、定年だからといって今までの暮らしを捨てて実家に戻ってくるでしょうか?

もしあなたとお子さんの間に考えの食い違いがあったら、家族の人生設計を大幅に見直すことになりはしませんか?

私は空き家相談員という仕事もしていますが、子どもたちはもう帰ってこないので、使う見込みがなくなったからいくらでもいいので家を手放したいという相談も結構あります。

話し合いましょう

そこでおすすめするのが、適当なタイミングでの家族会議です。あなたに相続があったときが話題として自然なのでベストかと思います。

今後どうするのかを腹を割って話し合ってください。「子どもたちはいずれ帰ってくるのか」を明確に確認するのです。

確認せずに何となくで済ませていると、あとになって「話が違う」となって揉め事に発展したり、「住まないならさっさと売っておけばよかった」なんてことになりかねません。

そして帰ってこないことがわかったら、使わない不動産はなるべく早くの売却をおすすめします。

理由は別の記事にも書きましたが、現在不動産の価格は徐々に右肩下がりで、売却があとになればなるほど損をするからです。また、売るにしても人口減少や都市への一極集中による不動産需要の減少で容易に売るのは難しくなります。維持管理の労力や費用も辛いですよね。

私の場合は

私は妻子を連れて生まれ故郷に帰ってきたクチですが、親と同居はしていません。少し離れたところに新築の戸建を買いました。実家に住む事は全く考えていませんでした。

ところがその後で親は私がいずれ実家に住むものと勝手に思い込み、ちょっと言えないくらいの費用をかけて実家をリフォームしてしまいました。

なぜこんなことをしたのかと私が怒り心頭で問いただしたところ、親には親なりの老後のプランがあって、それを(黙って)実行しただけだということがわかりました。すべて工事する前に話し合っておけば回避できたことでしたが後の祭りです。

私のように帰郷した者でも、意思確認をしておかないとこういうことになるんですから、あなたは家族とちゃんと話し合ってください。それが最善です。

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