兼業大家さんが新しく作られた、戸建賃貸物件の内覧会に参加しました。物件はもとより、大家を「事業」と捉えて能動的に行動されている姿に、感銘を受けました。
見事な出来栄え
中古物件を安価に購入し、DIYを交えたリフォームで低コストで仕上げて、高利回りで賃貸するという、最近流行りの手法で仕上げられた物件でした。
ちょい古めの物件でしたが、センスよく仕上げられており、DIYに加えて様々な業者で構成された、自分だけのリフォームチームを構築して活用することで、労力を抑えつつ全体のコストを下げている点はお見事の一言です。
実需向けに出口も取れそうですし、場所も良く、すでに入居者さんも決まっているということで、勝ちの見えている投資といえるでしょう。
事業者としての姿勢
今回の大家さんは、不動産賃貸業を事業として捉えられている方で
- 金融機関向けに、自己紹介と事業の概要をまとめた資料を常に携帯している
- 金融機関とは定期的接触を持ち、融資動向と自分の信用余力を把握している
- 物件の維持管理やリフォーム知識を習得し、DIYもこなす
- 物件維持に必要な業者、管理、客付け会社の開拓に余念がない
- 新築物件を建築するのに必要なコストを把握しており、土地情報に対してGO、NOGOの判断が即できる
と、専業大家が裸足で逃げ出すレベルの活動ぶりで、わたしが投げかけてみた土地情報に対しても、ロジカルに思考を進めて、買うべきか買わざるべきかサクサクと判断される様子には、大家業を事業として成功させるという、強い意思を感じました。
松前町にも収益物件は数多ありますが、これほどの覚悟で賃貸経営されている人はどれくらいいるでしょうか、業者任せで儲からないと嘆いている大家さんのコンサルティングは、仕事になるかなあなどと考えた一日でした。